こんにちは。
こちらのブログを見つけてくださり、ありがとうございます。
また【その1】【その2】から続けて読んでくださっている方も、ありがとうございます。

【その1】では、こだわりが強く、よく泣き、「育てにくい」と感じていた三男の幼児期と、当時の私が心がけていた関わり方についてお話しました。
【その2】では、その子育て経験に、療育の現場で学んだ視点を重ねながら、家庭でできる具体的な関わり方をお伝えしました。

読んでくださった方の中には、
「うちの子も似ているかもしれない」
「当時の自分と重なる」
そんなふうに感じてくださった方もいらっしゃるかもしれません。

今回の【その3】では、これまでお伝えしてきた家庭での関わりが、小学校受験という場面で、どのような力として表れていたのか、そして、合格という結果につながっていった背景についてお話ししたいと思います。

小学校受験は、特別な才能を見るものではなく、
日々の生活の中で育ってきた力が、ふとした場面で表れるもの。
三男の場合も、家庭で積み重ねてきた関わりが、自然な形で試験当日に現れていました。

小学校受験で問われていたいたのは「どんな力」だったのか

小学校受験では、勉強量よりも「日常で身についている力」が、さまざまな場面で見られていました。

我が家が受験した学校では、主に次のような内容です。

  • ペーパー
  • 運動
  • 行動観察
  • 子どもの面接
  • 親子面接
  • 親のアンケート

学校によって多少の違いはありますが、問われている力のベースは、大きく変わらないと感じています。

ペーパー試験で見られていたのは「理解する力」

ペーパー試験では、文字を読んで答える問題は基本的になく、口頭での指示を聞いて取り組む形式でした。
しりとりや数、積み木などを通して、話を聞く力・理解する力・考える力が見られていたと思います。

運動能力以上に見られていた力

運動では、ボールを持って平均台を渡るなど、指示を聞いて体を動かす課題がありました。
ここでも、運動能力だけでなく、話を聞いて行動に移す力や、落ち着いて取り組む姿勢が大切にされていたように感じます。

行動観察で自然に表れていた非認知能力

行動観察では、初めて会うお友達と一緒に遊んだり、制作をしたりする場面がありました。
協調性や社会性、気持ちの切り替えなど、いわゆる非認知能力が、自然なやりとりの中で見られていたと思います。

子供の面接で見られていた力

子どもの面接では、名前や誕生日、幼稚園での様子に加え、
「お友達とけんかをしたらどうする?」といった質問もあったようです。
自分の気持ちを言葉にする力や、問題をどう考えるかが問われていたのだと感じました。

親子面接・アンケートで見られていた力

親子面接や親のアンケートでは、家庭でどんなことを大切にしているか、子どもとどのように関わっているかなど、家庭での姿勢そのものが見られていたように思います。

こうして振り返ると、小学校受験で問われていたのは、特別な勉強量ではなく、
日々の生活の中で、どんな力が育っているかだったと、改めて感じます。

小学校受験につながっていた、家庭での関わり

何気ない毎日の声かけで育っていた力

ここで特に意識していたのは、協調性・共感性・違いを認める心です。

「一緒に〇〇しよう」
「一緒に食べるとおいしいね」
など、「一緒に」という言葉をよく使っていました。

違いを認める関わりについては、
『3人息子の生きる力、こうしてつけました!5.おえかき』でも紹介しています。

失敗したときこそ、大切にしていた関わり

ここで意識していたのは、結果よりも、「挑戦したこと」そのものを大切にすることです。

体操教室で逆上がりの検定に向けて、
「毎日10回練習しよう」と決めて取り組んだことがあります。

検定当日の朝、初めて逆上がりができたときの感動は、今でも忘れられません。
残念ながら、検定では成功できませんでしたが、努力した過程は、大きな心の財産になりました。

この考え方は、
『3人息子の生きる力、こうしてつけました!3.工作』でも紹介しています。

何もできない日があっても、大事していたこと

ここで意識していたのは、続けることを大切にするための工夫でした。

体調不良や忙しさで、何もできない日もあります。

そんな日は、
「車の中でCDを聞いたからOK」
「寝る前に絵本を読んだからOK」
と、できたことを一つ見つけるようにしました。
『3人息子の生きる力、こうしてつけました!2.よみきかせ』もぜひご覧ください。

振り返って思う、やらなくてよかったこと

子どもを追い詰めるような、過度な練習

わが家では、
**「ママとの時間=楽しい」**と子どもが感じられることを、何よりも大切にしていました。

そのため、
難しすぎる課題を無理にやらせたり、
できないことを叱るような関わりは、できるだけ避けていました。

「できるようにすること」よりも、
一緒に取り組む時間が、安心できるものになることを優先していました。

兄弟や周りの子と比べること

3人目の受験ということもあり、
私の中には
「このくらいできていると安心」といった、
なんとなくの目安ができあがっていました。

そのため、理解のペースを見て
「大丈夫だろうか」と不安になることもありました。

けれど、兄たちや周りの子と比べるのではなく、
その子自身が今できていることを基準にすることを意識しました。

目指したのは、無理に引き上げることではなく、
基礎を丁寧に積み重ね、
その子なりのベストを発揮できる状態に整えること

「できない部分」ではなく、
「今持っている力を、どう活かすか」に目を向けて、
日々の準備を進めていきました。

親自身が焦りすぎてしまうこと

準備を進める中で、
「これで足りているのだろうか」
「もっとやったほうがいいのではないか」
と、不安になることもありました。

そんなときは、

「この子はまだ6歳。人生は始まったばかり」

と、何度も自分に言い聞かせました。

合格がゴールではなく、
この先の長い人生の通過点にすぎないこと。

そう考えることで、
目の前の結果に振り回されすぎず、
落ち着いて子どもと向き合うことができたように思います。

まとめ|家庭での関わりは、子供の一生の土台になる

ここでお伝えしたことは、
小学校受験のためだけの関わりではありません

この先続く小学校生活、
そしてその子自身の長い人生の土台づくりだと、私は思っています。

さまざまな関わりを積み重ねる中で、
こだわりが強く、かんしゃくを起こしていた息子は、
少しずつ自分の気持ちに折り合いをつけられるようになっていきました。

小学校受験は、たった数時間で
我が子のすべてがわかるものではありません。

我が子の一番の理解者は、
日々一緒に過ごしている親です。

そのことを、どうか忘れないでいてほしいと思います。

【その1】【その2】【その3】を最後までお読みいただき、いかがでしたでしょうか。

こだわりが強かった息子が、
どのような親の関わりや意識、心がけのもとで、成長していったのかを、
私自身の子育てと、療育の現場での経験、
そしてそこで得た学びを通してお伝えしてきました。

ここでご紹介した関わり方について、
実際に家庭でどんな声かけをし、どんな工夫を重ねていけばいいか、
もう少し具体的にまとめた無料PDFも、現在準備を進めています。

「何から始めたらいいかわからない」
「この関わり方で合っているのかな」

そんなふうに感じている方の、
小さなヒントになればうれしいです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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